「ベジタリアン」よりも始めやすい「フレキシタリアン」とは?

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動物性食品をとらない人を指す「ベジタリアン」や「ヴィーガン」。

こういった食生活をすることで、健康面や環境保護面などでメリットがあります。

しかし、興味はあっても食生活を変えるのはなかなか難しい…

そんな方にぜひ知ってほしい、ゆるベジタリアンと言われる「フレキシタリアン」について紹介します。

 


・「フレキシタリアン」とは?

英語で「柔軟な」を意味する「フレキシブル(flexible)」と、「菜食主義者」を意味する「ベジタリアン(vegetarian)」を組み合わせた造語です。直訳すると「柔軟な菜食主義者」となります。
基本的には植物性の食事を摂ることが多いですが、肉や魚など動物性の食事を摂ることもある人たちを指します。

純粋なベジタリアンとは異なり、食事制限によるストレスがなく長続きがしやすい、無理のない食生活を行えます。

 


・「フレキシタリアン」になるために

いきなり動物性食品をとらない食生活に切り替えるのはハードルが高いですよね。週に数日動物性食品を控えたり、プラントベースの代替品を使ったりと、無理のない範囲で移行することが大切です。

その際に意識的に取り入れるべき栄養素をお伝えします。

 


①タンパク質

タンパク質は、筋肉の生成・修復などに必要な主要栄養素。

豆類やナッツ類、豆腐、テンペ、キヌア、豆乳などでタンパク質を補うことができます。

 


②鉄分

鉄分は、赤血球が体全体に酸素を運ぶために必要な栄養素。

鉄分を豊富に含んだ食品とビタミンCを含む食品を合わせて食べると、体内に吸収されにくい植物由来の鉄分を吸収しやすくなります。

例えばパプリカやかぼちゃ、ブロッコリーといった野菜に、穀物、豆類、ドライフルーツなどを合わせると良いでしょう。

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ビタミンD

ビタミンDは、カルシウムの吸収をサポートして丈夫な骨を維持する働きのある栄養素。

シイタケやキクラゲなどのきのこ類を積極的に摂取すると良いでしょう。

また、日光を浴びることでビタミンDを体内で作り出すこともできます。

 


ビタミンB12

ビタミンB12は、神経や血液細胞を健やかに保ち、DNAの合成をサポートする栄養素。

シリアルや植物性ミルクのようなB12強化食品に含まれます。

 


⑤カルシウム

カルシウムは、強い歯や骨をつくるだけでなく、筋肉の収縮や神経を安定させる栄養素。

チンゲン菜や大豆、わかめやひじきなどを意識的に摂取しましょう。

 


いかがでしょうか?

食生活を見直したい方は、ぜひゆるベジタリアンから始めてみることをおすすめします。