最近体に不調を感じることはありませんか?
イライラ感や倦怠感、集中力の低下や食欲不振など…
実はそれ鉄分不足からくるものかも!
今回はそんな鉄分不足を解消するためにオススメな食材をご紹介します。
・そもそも鉄分とは?
鉄分は、血液中で酸素を体の隅々にまで運ぶヘモグロビンの主成分です。
鉄不足になるとヘモグロビンが減り、体内に酸素の供給が十分にできない状態となり、さまざまな不調が起こります。
・鉄分不足で起こる症状
代表的な症状として挙げられるのは貧血です。
なかでも最も多いのが「鉄欠乏性貧血」。
「鉄欠乏性貧血」になると、頭痛やめまい、耳鳴り、動悸や息切れ、イライラ感や倦怠感、また顔色が悪くなり爪の色が白くなることがあります。
特に妊婦さんは胎児に大量の鉄分を与えるので、産後うつの原因になります。
白血球の働きにも関係しており、不足すると免疫力の低下や体のだるさ、冷えを感じる、あくびが多く出る、気分が落ち込むことも。
また貧血によって全身が酸欠になったような状態が長く続くと、肌荒れやカサつきが生じたり、シミやシワができやすくなったり、抜け毛や切れ毛が増えたりなど、外見にも影響が現れてくる可能性があります。
・鉄分不足を解消するために
食品中に含まれる鉄には、体内への吸収力の高い「ヘム鉄」と、吸収力の低い「非ヘム鉄」の2種類があります。
ヘム鉄の体内への吸収率は10~20%、非ヘム鉄の吸収率は2~5%とされています。
ヘム鉄を多く含む食品としては、レバー、ラム肉、牡蠣、まぐろ、いわし、あさりなどが挙げられます。
非ヘム鉄を多く含む食品としては、ほうれん草、枝豆、乾燥ヒジキ、ゴマ、納豆や豆乳などの大豆食品や卵、乳製品が挙げられます。
非ヘム鉄は体内への吸収力が低いですが、良質なタンパク質やビタミンCと一緒に摂取することで、体内への吸収力を高めることができます。
また、鉄製の鍋やフライパンなどの調理器具を使うことで、鉄が溶け出して自然と鉄の摂取量が多くなります。
ちょっとした倦怠感や気分の浮き沈みも体からの大切なサインです。
普段の食生活から健康的な体と心をつくりましょう。