みなさんは「よもぎ蒸し」をご存知です︎か？
よもぎ蒸しは産後の肥立ちを良くするために、韓国で古くから民間療法として各家庭で取り入れられていました。
そんなよもぎ蒸しが、日本では温活のひとつとして人気を得ています。
前回お話した温活の大切さ、具体的な温活方法に加え、今回は温活にとっておきのよもぎ蒸しについて紹介します。
よもぎ蒸しとは？
よもぎ蒸しは、首から足元まで覆う専用のマントを着用し、穴の空いた椅子に座って行います。椅子の下でヨモギの葉などを土鍋で煮立たせ、そのスチームで粘膜を直接温めます。
体勢を変えてスチームが当たる位置を変えたり、マントの中に頭を入れて髪や顔を保湿することも可能です。
２０分～４０分程座っているだけで、大量の汗と共に溜まった老廃物が出ます。
よもぎ蒸しの効果
よもぎ蒸しをすることで多くの効果が得られます。腕の皮膚の約42倍も吸収率がある性器や肛門の粘膜に直接スチームを当てることで、よもぎの薬効がよりダイレクトに体に伝わり、多くの効果が期待できます。
① 生理痛・生理不順の緩和
よもぎ蒸しは約40度の蒸気で性器や肛門の粘膜部分を温めつつ、膣や肛門をとおし内臓へほぼ直接的によもぎの成分を届けることができます。
体と内臓を蒸気で温めるので、血管が弛緩して子宮口が広がりスムーズに経血が排出されるようになります。
また、生理不順の主な原因であるストレスによるホルモンバランスの乱れも、よもぎ蒸しに入りリラックスすることで副交感神経が優位となり改善されます。
②デトックス効果
老廃物を排出するためには、腸内環境を整えるのと同様に大腸の働きを促すことが大切です。
よもぎ蒸しは、約40度の蒸気で内蔵から体全体を温めるので内臓の動きが活発になります。
また、自律神経の働きを整える効果もあるため、腸のぜん動運動を促し便秘を解消することに繋がります。
③妊活
子宮が冷えることで、卵子の育ちが悪くなったり、女性ホルモンの分泌を低下させたり、受精卵が着床しにくくなります。
よもぎ蒸しで体を温め体や子宮の老廃物をデトックスすることで、妊娠しやすい子宮を作ってくれます。
他にも美肌効果やダイエット、子宮筋腫の改善や更年期障害の緩和など、よもぎ蒸しをするだけでたくさんの効果を得られます。
ぜひ皆さんもよもぎ蒸しに挑戦してみてください。
